スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ドラゴンに首ったけ3

その3


CM:『ゆりかごから死後の世界の安寧まで! お客様の信頼第一』のギュンギュスカー商会の協賛にてお送りします。



「は?」


トリステイン学園の学園長、老オスマンは思わず聞き返さざるを得なかった。
それほどその報告が彼の予想を超えていたのだ。


「ですから、ミス・ヴァリエールの召喚した巨大な韻竜が彼女を誘拐してどこかに飛んで行ったのです!!」


いつもどおり秘書のしりを撫でてけだるい午後を過ごしていたオスマンだったが、先ほどから生徒がやけに騒がしいと秘書のロングビル嬢を調べにやるその入れ違いに、今回の召喚試験の担当だったコルベールがこの学園長室に飛び込んできたのだ。
いったいなんだと尋ねてみたところ帰ってきたのが先の台詞。

オスマンがたずね返しても無理はなかろう。



「本当なのです。至急王国に報告を!!」
「い、いや、ちょっと待てい。たかが一学生とはいえ王国なぞに報告してしまえばこの学園始まって以来の不祥事となって「そんなこと言っている場合ですか!」……おおう、み、耳が」


そして、内容が理解されても、そうやすやすと頷くことが出来なかった為に否定したことも、無理のないことだった。
実際経営者としてはトリステイン学園の今の立場が楽観視できるものではない以上、できる限り王国に借りを作りたくないのだ。

王立とはいえ教育者である以上、以前命じられたような魔法衛士隊に入るだけの実力がありそうなものには事前に唾をつけておけなどという命令はできるだけ受けたくない。
そのため、不祥事はできる限りもみ消しておきたいというのが本音だったが、ここまで興奮しきったコルベールにはそんな理屈など察せるはずもなかったし、今回の内容はそんなに簡単なものでもなかった。


「生徒の一人が誘拐されたのですよ、すぐにでも王国にも協力を要請して捜索隊を!!」
「し、しかしじゃな」
「そもそも、ミス・ヴァリエールはヴァリエール公爵家の令嬢です。彼女がいなくなったとなれば、この国の威信をかけても取り戻さねば貴族の誇りがなりたちません!」
「むお、公爵の娘じゃったのか……しかたあるまい、とりあえず何が起こったのかを詳しく説明してみなさい」


いくらなんでも揉み消しが効きそうなレベルの身分の生徒ではないということで、しかたなくオスマンは対策を練るためにコルベールに説明を求めた。
なにせ、事情がわからないことには学園だけで捜索隊を出すのか、公爵家の力を借りるのか、それとも王国からも助力を請わねばならないのか理解できないからだった。

その結果としてオスマンは、これまでにないほど真剣な表情で全教員の招集をかけた。
途中で入ってきたミス・ロングビルも初めは気楽な表情だったが、学園長に後ろを向けてドアに向かったのにしりを撫でられなかったことに部屋を出てから気付き、今までにないほどの緊急事態であるとその表情をこわばらせた。




「今回召喚された使い魔をすべて調べたところ、どうやらミス・タバサの使い魔も韻竜のようです。その他には、危険な使い魔は見られませんでした」


緊急の職員会議が開かれて真っ先に述べられたのは、他に危険な使い魔はいないかどうかの調査の結果だった。
何せあの竜、初見は完全に単なる貴族に見えたのだ。それがあの有様なのだから、学園内に他にも変わった使い魔が召喚されていないかを事情を聞いたあとまずオスマンが命じたのも無理はなかろう。
その結果として、韻竜を召喚したものが他にもいたのははたして不幸中の幸いなのか、それとも更なる不幸を生むのか。


「…………なんと。韻竜を召喚することに成功するものが今年は二人もいようとは。今年は豊作なのかそれとも大不作なのか」
「とりあえず、ミス・タバサの使い魔は現在トライアングルメイジ5人がかりで監視を行っています。ただ、ミス・タバサにはなついているようなのであの竜のように危険性は無いように思われますが……」


ルイズを誘拐した韻竜は、こちらを敵視してはいなかったが、同時にこちらに協力的でもなかった。
それに比べて、タバサの召喚した韻竜は、風竜といわれても分からないほど最初からおとなしかった。きちんとサモン・サーヴァントの時点で同意が得られていたのだろう。
それが、ルイズとタバサの魔法の腕の差なのか、それとも韻竜同士の性質の差なのかは分からないためあいまいにだが、間近で見てきた教師は安全そうだと述べるにとどまる。


「油断は禁物ですぞ。まだ確認は取れていませんが、ミス・タバサはガリア王国のシュヴァリエとの話もあります。メイジとしての実力は確かなのでいざそうなってもそうやすやすとはいかないでしょうが、彼女がもし攫われでもしたら国際問題になりかねません。今のトリステイン王国としては、ガリア王国と戦端を開く余裕はありません」
「ふむ、しかし、ミス・タバサはきちんとルーンを刻めたのであろう。であれば、同じ韻竜ということで彼女の使い魔に話を聞いてみたいのう」


今何より不足しているのが情報だ。同じ竜族から話を聞けるならばそれに越したことはない。
その台詞に、何人かの教師がうなずく。
それを確認してオスマンはタバサとその韻竜を呼び出す決意を固めた。


「ミス・ロングビル。ミス・タバサを呼んできてもらえるかね? 使い魔の韻竜もつれて」
「承知しました」


オスマンの秘書である緑髪の女性が、この部屋から出て行く。これで暫くすればタバサたちが来るであろう。韻竜、といっておいたから、もはや風竜とごまかすこともしないだろう。
その間の時間も惜しいとばかりに、新たな報告が入ってきて、喧々諤々の議論が始まる。


「生徒たちの混乱は徐々に収まってきていますが、二、三の血気盛んなものが叫んでいる以外は、ミス・ヴァリエールの交友関係があまりよくないこともあって、あの竜を追ってミス・ヴァリエールを助け出そうというものはいないようです」
「まあ、あの巨体を見たあとでは、よほど自らを過信しているもの以外は戦おうなぞと思うものはおるまいよ」
「いや、待ってください。そもそも彼女は本当に誘拐されたのですか? つまり、ミス・ヴァリエールが本当はあの竜を操っていた可能性は?」
「そんなことをして彼女になんのメリットがある!」
「自分は誘拐された、ということにしておけば今後あの竜を使っていかなる行為を行ったとしてもミス・ヴァリエールには責任を問うことが難しく、下手をすれば我々学園教師の責任に」
「君、言葉は慎みたまえ。公爵家の令嬢とあろうものがそんなことを行うはずが……」
「私は可能性を述べただけで……」
「ともかく、王国に報告するかどうかはさておき、ヴァリエール家には一報を入れなければなりませんな。もし隠蔽を計りなどすれば、知られたときにより大きなスキャンダルになってしまう」
「あそこのご両親や長女殿は強力なメイジですしな」
「しかし、今回の件である意味ミス・ヴァリエールも優れたメイジになる可能性が示唆されたとは皮肉なものだ」


考えることはどこまでも多い。この学園の立場を守り、この国の安全を確保し、この世界での国際的な地位の低下を防ぐ。話し合うことはいくらでもあった。
などとこまごまとしたことを話していると、ロングビルを先頭にしてタバサと人型をとったシィルフィードがこの会議室までやってきた。


「オスマン氏。ミス・タバサをお連れしました」
「おお、ミス・タバサ。よく来てくれた」
「早速だが聞きたいことがある。わざわざ呼びたてしたのは君が召喚した竜が実は韻竜だと聞いたからだが、本当かね」


こくり、と頷くタバサ。
本来であれば自分の周囲が騒がしくなったり、これ以上あの親子に目をつけられるのはいやなので隠しておきたいことだったが、先ほどから徹底して調べられているのだからここでとぼけても仕方がないとタバサは思った。

そのため、首のうなずきだけで肯定の返事をしたタバサだったが、同じ風の使い手として質問をしたギトーはその礼儀のなさにわずかに顔をしかめる。が、今はそんな礼儀についての抗議をしている場合ではないと質問を続ける。


「同じ風のメイジとして君に問おう。君はその風韻竜を完全に制御できているかね」


まずはこれを聞かねばならないだろう。
今度はタバサが攫われました、ではすまないのだ。通常契約を交わした使い魔が主を害することなぞはない。
コルベールが使い魔の儀式のときにシィルフィードに刻まれたルーンを確認している以上、通常であればこれは確認以外の何者ではないのだが、何せルイズのときはコントラクト・サーヴァントをしたはずなのにルーンが刻まれなかったという証言が多数の生徒から寄せられているのだ。
ゼロのルイズだから彼女だけが失敗した、という可能性も高いが、同時に呪文も手順も確認する限り間違っていない正しいものであったとの証言もあるのだ。

すなわち、ギトーは韻竜にはこの使い魔のルーンを無効化する能力があるかと疑っていた。
無論そんなことはなく、シィルフィードはすでにお姉さまスキスキ状態であったため、問答は非常にスムーズにいった。
が、得られた情報は決して十分なものではなかった。


「きゅいきゅい、あの方は韻竜じゃないのね。私が成長してもあんなにおっきくならないし、あんなサイズの竜がいるなんて聞いたこともないのね」
「普通はあんなに早くは飛べないし、あんなに魔力を持ってもいないのね。元の姿に戻るときだって、風を介さないでやるなんて見たことも聞いたこともないのね。きっとあの方は、私たちとはぜんぜん違うエリート種族なのね。すごい!」
「え? 戦って勝てるかって? 無理無理よ! 長老にもかなわない私があんなすごい人に勝てるわけないのね、きゅいきゅい」


普通の韻竜ではない、ということがわかっただけである。
状況がより絶望的だということがわかっただけでもラッキーといえばラッキーだが、普通の韻竜でさえよほど優れたメイジにしか呼び出されず、得られた証言からするならばおそらくその戦闘能力は他の使い魔の比ではないことを考えると、あの暴走しているかのような竜を殺すにはいったいどれほどの戦力が必要なのか。
これはもはや学園だけで解決できる状態ではない。

オスマンは、至急で高速移動できる使い魔を持つ教師に親書を渡し、王国への救援要請を行った。
その決断の中には、公爵の娘がこの事態を引き起こしたとなるならば、王国とてこの学園を切り捨てることは出来まいという、冷酷な打算も確かに入っていた。





その頃…………ブラッドたちは、ようやく巣とする山を決定していた。二度目の巣作りなので、割合とスムーズに行っていた。


竜族と付き合う際には基本的な知識として知っておくべきことに、竜とはなにか? というものがある。竜はかなり独特の文化形態を築いているため、これを知らないと彼らの認識と大いに食い違いが起こる可能性もあるのだ。

まず、彼らは神族、魔族に次いで強大な勢力をほこる一族である。ただし、大昔の戦争で前二者に対して戦争を挑み、ほぼ皆殺しにされたため、全体数が非常に少なく、また男女比も1:16ぐらいと生態系的には絶滅の危機に扮している。逆に言えば、それでもまだ世界三位を誇る強大な種族だ。

竜、と一まとめに呼ばれるがその種類はさまざま。現在地上にいるのは魔王竜、電光竜、烈風竜、火炎竜、水氷竜、暗黒竜、地砕竜、古代竜の全八種族であり、血統が純粋であればあるほど生物としての能力は強力である。だが、同時に神族、魔族が開発した対竜用魔法や竜殺しの剣などが発する呪術の影響を受けやすくなる。

そして、そのもっとも大きな特徴として、男女間での力量が天と地ほど違うということがあげられる。最強の男が最弱の女とトントンぐらいであろうか。もっとも、男性であっても他の種族の追随を許さない能力を持っていることには変わりはないが。
そのため、男性が巣と呼ばれる巨大な住居を作り、財宝を蓄えた上で女性側を招くことで婚姻が成立するという、独自の文化形態を持つ。彼らは一生分の財宝を蓄えて結婚した後は、その後はずっと長い蜜月を過ごす。

ちなみに、ハルケギニア世界の竜や韻竜とは存在そのものが異なるといえよう。チワワ、プードルと狼ぐらい違う。彼らはこの世界の竜に出会ったとしても、ワイバーン(飛竜:大昔に彼ら竜族の騎乗用として、竜族によって作られた竜に似せた人工生命体)だとしか思わないだろう。それはほぼ動物同然の知能しか持たない風竜や炎竜であろうと、人語を操り高度な知能を持つ韻竜であろうと認識に大差はない。

人間との比較は、もう竜にあったら逃げろ。街が襲われたら自然災害だと思え。がかつての世界での合言葉だ。特に、雌のドラゴンに出会ったものはもはや自分の幸運を祈るだけ祈ってすぐさま逃げろ、というほどに。
基本的に温厚だが、同時にプライドが高く、同種以外を同格に見ることはない。
元の世界ならばさておき、間違いなくこのハルキゲニア世界における最強の存在といっても過言ではないだろう。





そんな竜族の一人、ブラッドがトリステイン王国のはずれの山に降り立った。


「御主人様、このあたりなんてどうですか?」
「ああ、拡張性も高そうだし、地盤もしっかりしている。いいんじゃないか?」


彼ら独自の代表的な生態である、巣作りのためである。
一体それがいかなる手順によるものなのか、ここではその一端を知るために、魔界の文献である「初めての竜の巣の作り方」(略称:はじりゅす)を参考に見ていこうと思う


ドラゴンの巣の作り方。そのいち。
よさそうな山を見つけます。内部を掘っても崩れないよう地盤が強固であり、マグマなど危険なものがなさそうな休火山がよいでしょう。金山などは、貧乏な人間がやたらと寄ってきてうざったいのでやめましょう。
周囲にあるのが村程度ならばさておき、あんまり首都に近いようだと準備のできない状態で軍隊に攻め込まれる可能性もありますので、そこそこ離れた場所がよいでしょう。
なあに、あなたはドラゴンです。空を飛ぶなり大地を駆けるなり、ちょっとぐらいの距離など関係ありませんから、辺鄙なところでも大丈夫です。困るのは遠くから貢物を持ってくることになる人間たちだけですから。


「じゃ、ここにしますね……そういえば御主人様、ここってリュミス様にはばれないように作るんですよね」
「ああ、そのつもりだが」
「いや、じゃあまずは資金の元として、あっちの巣の財宝を一部担保に入れていいですか?」
「? 担保?」


ドラゴンの巣の作り方。そのに。
巣を掘る。モンスターを雇う。部屋を作る。周囲に手回しする人手を得る。
巣の経営が軌道に乗るまで、ある程度の資金は必要不可欠です。ひとり立ちをするときは今まで住んでいたドラゴンの村から補助が出ますが、村からのスタートでない場合はほとんど出ないと思っておいたほうがいいでしょう。 20億Bもあれば初めから結構な余裕ができます。頑張って、集めてください。(ちなみに、ひょっとすると通貨についても知らないらぶりーなお坊ちゃまがいらっしゃるかもしれませんから、一応書いておきますが、1B=いちブレッドと読みます。大体1Bで人間の作るパンを一つ買えると覚えててください)


「つまりですね、御主人様はあっちの巣にそこそこの財宝をお持ちじゃないですか。それを元に巣を作ることもできるんですけど、こっちの巣がうまくいかない場合こっちにかかりっきりになってあっちの巣をつぶすわけにも行かないですよね」
「そりゃそうだ。そんなことしたらリュミスにばれるどころの話じゃない」
「つまり、両方の財布を一つにしていると、最悪こっちの巣が赤字になって運営できていない場合にいつの間にやらすべての財産を食いつぶすことになりかねません。じゃあ、一定額だけと決めたなら一気に支払ってもいいのかというとそうもいきません。宝物庫より直接払ってしまったら以前との財宝の量の差とかでリュミス様にばれちゃうかもしれませんから」
「……たしかにそうだな。ずっとあっちにいるならまだしも俺がいないときにこられたら言い訳のしようもないしな」


ドラゴンの巣の作り方。番外編。
宝物庫はできる限り巨大に、頑丈に。何せ侵入者のほとんどがここを狙ってくるのですから。
また、許婚の方は結構ここを見に来たりもします。将来の伴侶の稼ぎが少ないなんて耐えられない、あるいはこの男は結婚を申し込む自分の価値をどの程度に見ているのか、などといった指針にするそうです。
ある程度の財産を得ても、その後の資金の運営があまりに下手だと、許婚が不安に思われるケースも多いようです。資金の流れは把握されていると思っておいたほうがよいです。ギャンブルとかに嵌るのはやめましょう。
結婚した後の、いざって時に奥さんに内緒にプレゼントを用意出来るよう、隠し金庫を作っておくのもいいかもしれません。


「そこで! 財産の一部を担保として財産そのものはあの巣に置いておいたままで、それを元に商会からお金を借りてそれを元にこっちの巣を作る資金源にします。万が一運営に失敗してもその場合はこちらを引き払って元の巣に戻れば一部の財産を失うだけですみます。その場合商会に担保は手渡さなければならなくなりますが、以前との宝物庫の差については御主人様も元の巣に戻っているわけですから、リュミス様を御主人様が説得して、適当にごまかせばいいだけの話です」
「おお!」
「ギュンギュスカー商会はお客様の信頼を裏切りません。最近では御主人様は上位の取引先ですから、今後も巣を作ることで商会から商品を買っていただけるならば、この程度の口裏はたとえリュミス様相手にでもあわせてくれます」
「おお!! すごいぞ、クー。なんかすごく参謀っぽい」


ドラゴンの巣の作り方。そのさん。
お金をもって飛び立って、ある程度の場所を選んで降り立ったら、そこには見目麗しい魔族の少女たちが何人かいることがほとんどです。すぐには来なくても、ひと眠りもしたらいっぱいきていますから大丈夫。
彼女たちは魔界の商会からの派遣社員です。
竜の巣を作る際には多額の、それこそ一国丸ごとぐらいの巨額の資金が動きます。そのため、魔界にある大企業の中には、独身の竜が巣を作るときに取引を行ってもらうためだけの特別セクションそのものを作っていることがあります。彼女たちはそこの担当者、つまり、あなたがこれから竜の巣を運営する際のパートナー候補たちです。
好きな取引相手を選びましょう。といっても、色仕掛けなんかに引っかかったらあとが怖いですから、それなりに真剣に。自分の巣の希望を全員に伝えた上で、もっとも安く、早く、正確に見積もってきたものを選ぶのが得策でしょう。パートナーが優秀であればあるほど、後々楽になってきます。
もちろん、選んだあとで気に入らなければある程度巣が軌道に乗るまでの付き合いと割り切って、資金が貯まった後に乗り換えることも可能です。なにせ後には一国にも値する武力と財力を持つこととなる竜の巣は、魔界でも優良物件中の優良物件。取引相手なぞあとでいくらでも沸いてきます……赤字を出さない限り。


「執事ですから。では、そういうことでいいですか」
「ああ、まかせる」
「では、私は魔界に行って商会に手続きをした上で、メイド部隊を召喚して工事を開始しておきますので、御主人様は巣ができるまでの間街や村辺りを飛んで驚かしてきてください」
「ああ、わかった」


ドラゴンの巣の作り方。そのよん。
巣を作るよう命じたあとはすごく簡単。周辺の集落に自分の存在をアピールして、貢物を差し出させます。時には街を攻撃して、竜の恐ろしさを思い出させてやれば支払いもぐっとよくなるでしょう。
ただし、やりすぎは厳禁。あんまり街を攻撃して、街を破壊しつくして支払うものまで壊してしまったり、いきなり王都を狙ったせいで王国からのヒットマンを多数送り込まれて宝物庫を荒らされたり、せっかく購入した魔物たちを惨殺されたりるようでは、割に合いません。巣の防備が整うまではあくまで近くの街や村を、生かさず殺さずを目安にしましょう。


こうして、ブラッドの第二の巣作りが始まった。
ちなみに場所は、タルブの村の近くだったりする。



ピキーン
トリステイン学園 のステータスが更新されました。
トリステイン王国 の ヴァリエール公爵家 への援軍要請を行いました。

竜の巣 を作成中です。




その4へ

Comment

No title

おい、ロングビル緊急事態の気付き方がおかしいwww

No title

面白いな、このSS
こんなのを求めてた
非公開コメント

プロフィール

基森

Author:基森
蚕鳴や円禍と名乗ってたこともあります。

主に小説・ssなどを置いているブログです。

自前の本棚を持つのは初めてなので手探りでやっている程度のものですが、わずかばかりの暇つぶしにでもなれば幸いです。


メールは「kulukku106☆yahoo.co.jp」まで、☆を@に変えた上でお願いいたします。

そろそろ、非営利にならトップへのリンクフリーとか言ってみたり。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。