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悪徳の宴・11

触手【しょくしゅ】
各種の無脊椎動物の、主に口の付近にある、細長くて活発に運動する突起。
先端に感覚細胞が多く、いろいろな刺激を感受し、食物を捕らえる用を兼ねる。
ウズムシ・イソギンチャク・ゴカイ・ナマコなどに見られる。

⇒触手が動く
野心を持ち、何かに働きかけようとする気持ちが起こる。
(広辞苑より)









フェイト・テスタロッサは結局弱い少女だった。
その絶大なる力とは裏腹に、彼女は『理由』を他人の求めなければ戦う事が出来なかった幼少時代と今もまったく変わっていないのだ。

友が望むから。
兄が求めるから。
弟が、妹が、娘がいるから。
そんな理由がなければ、戦えない少女だったのだ。





ぬらぬらと妖しく輝く桃色の肉の床があった。

たむろする軟体はすべて、この部屋の薄暗い照明をぎらぎらと下品に反射する何かにねとついてうねっていた。
極太のミミズが絡み合ったかのような不可思議な物がその全身に纏わせているのはフェイトの処女喪失を汚したときにメッツァーが使った媚薬に違いない。
その生物とも無生物とも区別の付かぬ化け物は、暗くじめついたところが好きという特性をもつらしい為、出来る限り空気に触れない場所を探しているのか互いに絡み合い、表面積を少しでも少なくしようとするのか絶えず蠢いている。
見ているだけで吐き気を催す、生物の内臓めいた生理的嫌悪を誘うその外見は、まさに女を犯すためだけに作られたもののよう。

上魔。

そう呼ばれる、メッツァー・ハインケルが使役する化け物の一体がそこにはいた。
マナと呼ばれる生体エネルギーを対価に魔界より呼び出されたそれは、しかしよく似た形の戦闘用触手上魔とはちがって戦力としては下魔以下。
握れば潰れ、叩けば凹み、振り払えばすぐに千切れる。戦場での運用にはあまりに向かない数々の性質。
しかし、こういった密閉空間で捕らえた獲物を嬲るには、あまりに繊細な動きを可能とする百を超える触腕とそこからにじみ出る淫靡な液体はどんな戦巧者よりも適していた。

フェイトの絹のように細やかで白い肌、ストッキングに覆われた踝のあたりの一部にほんの少しだけその触手の先端が触れた。
たったそれだけで、変化は劇的だった。

温かい方へと向かう習性でもあるのか、瞬間的に何十という生ぬるい感触が密集し、足先から腿の半ばあたりまでに一瞬で絡み付いてくる。
その動きは思った以上に力強く、足の指の間にすら入り込もうとするその強引な動きの前には、ストッキングはいかにも薄い防壁に思えた。


「あ……っ。うわぁぁぁぁ……っ、触手が、私の太ももを撫でて、這い回ってるぅ」


嫌悪のあまり出した声は、しかしそれだけというにはあまりに甘い響きを持っていた。普段より格段に幼く聞こえるその内容もまた、今までフェイトに対して与えてきた数々の陵辱が彼女の精神にどれだけの影響を与えたのかを物語るもの。
そこはまるで深海に潜む不気味な生物のように常にぐねぐねぬちゃぬちゃとうごめいており、生物としては完全におかしな、しかし生々しくおぞましい生きた感触を接触してしまった肌に伝えてきた。

塗る付く幾本ものねちっこい中年男の指で足をつかまれたような感触に、うつろな悲鳴が口元から吐息のように流れ出る。
今まで散々嬲られた少女の心は、半ば閉ざされている。
それでも悲鳴を上げさせかねないほどその感覚はあまりに不気味なものだった。
反射的に上がってしまった小さな悲鳴は、しかしその幾重にも重なったチューブのような肉の筒と腐ったミルフィーユのひだとひだの間に吸い込まれ、まるで消音壁に当たったかのように空しく消え去った。

足の裏からは土踏まずや指の下を生肉特有の弾力が潜り抜けていく感触と共に、かかとでそれらが潰れていくぐにゅう、という音まで聞こえるかのようだ。


「やっ、ああっ!! いや、足なんて、そんな触手で舐めないで……」


まともな精神の持ち主であれば、ましてや普通の女の子同様に芋虫やミミズが嫌いな少女にとってはあまりに酷な状況であったが、それでも少女の悲鳴は大きなものとはなっていない……いや、大きな声で悲鳴を上げる心の余裕すらないのか。
もはや足は萎え、デバイスは奪われ、リンカーコアは体内で軋んで悲鳴を上げている。
かつてはベテランのエリート執政官として活躍したそのすべてが、彼女の五体から奪い去られた今でもなお、心を強く保つ事など最初の一回や二回が限界だった。
度重なる陵辱により無力を思い知らされてただの少女と化したフェイトにとって、もはやそれは逃れえぬ脅威にしか見えなかった。


頭ではわかってはいるのだ。
これが、このミッドチルダを狙うテロリストであるメッツァー・ハインケルが仕組んだ「攻撃」なのだ、ということは。

連日見せ付けられた「母」と「姉」の淫靡な調教と、それとは裏腹にかつては夢の中でしかありえなかった優しい家族として接してくる二人。
男の怜悧な美貌をそのまま移したかのように順を追って、しかし確実にこちらに対してしいて来る冷徹な陵辱と、それとは裏腹な配下の少女とかわす親しげな会話と時折こちらに投げかけられる優しい言葉。
処女を奪われ、性感を植えつけられ、知りたくもなかった卑猥な知識を教え込まれた上での、自分と似たような境遇の少女の過去とその悲惨な昔とは打って変わって幸福を語る笑顔。

それらすべてが、自分の心を折り、自分の判断力を奪い、自分の倫理観を上から書き換える形で己を悪行の手先に変えようとする男の魔の手なのだとフェイトは知りながら、しかしそれに抗う有効な手立てをもたなかった。


なぜならばそれは確かに、心の何処か一部が望んでいることだったのだ。
母と和解したい。姉と話をしたい。少女のとき、どれほど思い願った事だろう。それが今まさに叶っている
クローンという境遇を分かち合う。スバルやエリオとこのココノという少女の境遇に、どれだけの違いがあるというのか。
たとえどれほど強力な砲撃を退けられる執行官たるフェイトであろうとも、「幸せ」に耐える訓練など積んではいない。何気ない日常の会話は、確実に毎度毎度フェイトの心の中に積み重なっていき、彼女の行動を縛る。

たとえどれほどの悪行を彼女らの主がやっていようとも。
たとえどれほどの苦痛を彼らによって与えられようとも。
それとこの自分の気持ちを切り離すことなんて、この金の少女には絶対に出来やしない。
純粋で、純真で、素直な少女にとって、親しみを拒絶する事なんて土台無理な事であったのだ。

だからこそ、苦しみ、楽しみ、嘆き、喜び、涙を流し、微笑み、呪って、願って。
度重なる陵辱による苦痛と家族や仲間と過ごすかのような安らぎの両方に強く激しく揺らされ続けた彼女の心は、もはや限界に近いところまで追い詰められていた。


「い、イヤッ、こないで、私に近付いてこないで……そんなに撫で回さないで」


徐々に、徐々に蠢く触手たちは、少しずつではあるものの確実に彼女の中を目指して移動していく。
絶えず流動し獲物の皮膚上に吸い付こうとするような、虫たちのおぞましい存在感が触れる面積の増したことでより鮮明に感じ取れた。
身震いが泊まらず、時折ヒッとしゃくりあげるような悲鳴を漏らしながらも、彼女はそれとは裏腹に肉体的にはほとんど抵抗を見せない。
いかに魔力の全てを奪われほとんど戦闘能力を失っているとはいえ、その外見どおりの少女としての儚い抵抗まで奪われたわけではないにもかかわらず、彼女はそれを振るおうとはしない……その抵抗の無意味さを骨の髄まで思い知らされたが故に。
その瞳には、すべてを諦めた色しか見えなかった。


「あ、ああ……触られちゃう、私の、場所に……」


やがて、蠢く幾つもの腕は、そのもはや薄布と同程度の強度しか持たぬ短いスカートの下までたどり着いた。
もぐりこんできた大量の粘生物の、うぞうぞと肌にへばりつく感触はいかにも耐え難い。だからいくら心を砕かれた少女であっても、わずかばかりに悲鳴を上げる。
しかし、そんなか細い抵抗をまるで意にも介さないように、迷い込んできた温かい柔肌を求め、何十もの触腕が唸りを上げて殺到してきた。
ショーツの内側にまで蠢きがもぐりこんできたことで、反射的に両足を閉じて股間を手で覆う。
しかし、そんなものももはやもう遅い。
その蠢きはへそに達するほどまで伸びている。だから、股を閉じていても、手で押さえていてもさらに大量のミミズが丸いお尻にフィットした布地を捲ろうとしている。


「い、いや……、だめ、そんな脱がせるのは、やめてぇ」


伸ばす手の力も、もはや弱い。
繰り返された陵辱が、それによって与えられた肉色の記憶が、この行為が致命的なものではなく己に快楽を与えるだけの目的でしかないことを痛感させているだけに、這い回る嫌悪感とは裏腹に何処かそれを求める気持ちが抵抗の力を鈍らせる。

それを察してか、女一人を縛るのがせいぜいな非力な上魔は、しかしその弱さとは裏腹な繊細さを持ってフェイトの肉体という楽器を爪弾き始めた。


「あっ、あっ、あっ、ああ~~!! しょ、触手が、わたしのそこを、舐めて、くすぐって!」


外から塗られた液とともに、内より滲み出した蜜にふやけた若い粘膜をぐいぐいと擦られていることでフェイトが思わず声を上げてしまう。
だが、その唇から漏れる声はフェイト自身にさえもあまり悲壮なものではないようにさえ聞こえる。
雪色をした頬には、羞恥だけでは説明の付かない高揚が見られた。

女の体が、悔しかった。
築き上げてきた思い出が、友情が―――肉欲に塗りつぶされていく。

この監禁生活で、少女の肉は少しずつ変化させられていた。
彼女の年齢からすると体の成長は終わったとしても、ある種内臓ともいえる女性器が完全に成熟しきったというにはまだわずかに早い。
だが、未成熟が故に過度に敏感だった肌に性感を刷り込むような行為の数々は、その時間を一気に短縮してむしろ本来の時の経過によるもの以上に急激にその高ぶりを押し上げた。


「や、やぁ……! どうして、こんなに全身を舐められるだけで感じちゃうの!!」


その悲鳴同様、ほとんど脳を介さず肉体の反応としておこった少女の抵抗は、しかしそんな細腕からうまれたそれなどまるで気にも留めないといわんばかりに遅滞を見せない迷いの無い動きを持って、指の一本一本から耳の側面、肉付きの薄い腹部までひたすらに撫で触る。
指と指の間をくすぐるその肉の感触は薬物により異常なまでに高ぶらされた彼女の触覚には日常以上の現実を生暖かさを、繰り返された陵辱の中でもいまだマヒせぬ鼻腔にはその物体から滲んでいたり、あるいは垂れて地に落ちた液が揮発した事でまるで空気を揺らめかせる勢いであがる湯気をいやおうなしに吸ってしまった生臭さを無理やりに伝えてくる。
いままでの経験から無駄だとはわかっていても強張る四肢に力が込められるが、しかし魔法を奪われた彼女によるそんな僅かな抵抗は、やはり今まで幾度も繰り返されたように意味なく終わり、その玉の肌に鳥肌を立てるだけで終わった。


「う、うぅ……ダメ、ダメなの……に…こんないやらしいことに、溺れていちゃ」


何とか身を起こそうなどとはしてみるも、すでに半ば以上肉で出来た塊に飲み込まれてしまった今となってはもはや、何の意味もないただの癇癪でしかない。ぬめる胸元やスカートが、肉壁と無数の透明な糸で粘り繋がっている。

におい立つ粘液は、すでにデバイスが手元にないことで強度を失ったバリアジャケットを浸透して肌までべったりとしみている。
全てを防ぐ魔法の鎧がない今では、そんな濡れきったただの布の服なんてほんの僅かな防護壁にもなりはしない。
ふと正気に戻ってあがいたが、やはり肘と膝から先が肉に埋もれて動かせない。おもわず肉の中で左手を力いっぱい握り締めると、肉片は以外にもあっけなく、しかし気持ち悪い感触をしっかり残してつぶれた。
が、そこまでだ。その潰した場所から、まるでそんな抵抗が無意味だ、といわんばかりに新たな肉がぐずぐずと生まれてきている。
フェイトの瞳に涙の幕がかかるが、時折除くとろけきった表情を前にしては、果たしてそれが悲しみから来たものなのか、喜びが生んだものなのか判別が付けられるものはいまい。

そして、その涙さえ地に落ちる前に禍々しい触手の肌に舐め取られてしまう。涎のような、蜜のような、そんなぬるぬるとした粘液の跡がフェイトの珠肌の上にくっきりと浮かび上がり、やがてむせ返るような淫香を発しながら揮発して消えていく。


「んッ……はっ…んんッ イヤ、わたしが、変えられてる。私の体が勝手に、触手に作りかえられていっちゃってる!!」


以前溺れるほど喉にしみこまされた男の匂いそのものの湯気を吸い込むたびに、徹底的に苛め抜かれた乳首と陰唇の端に強烈なムズ痒さを覚え、臓腑の奥に位置する子宮が熱を帯びて手前に降りてきてしまっているのがわかる。
おそらくこの触手が発する雄のにおいには、肌にしみこまされているのとはまた違った媚薬効果があるのだろう。
それがわかっていながらも、己の肉体が示したいやらしい反応に、心が追い詰められる。

なにせ乱暴にいじくられている陰唇はさておき、いまだ触られてさえいない乳首さえ目に見えるほど恥ずかしく勃っていっているのだ。何とかその肉体的な反応を抑えようと絶望に浸った心でさえも何か別のことを考えてごまかそうとしても、直接触れられ刺激されている陰唇がくすぐられ、見る見る間に熱く潤んでいくことはもはや自分でも自覚できるほどになっている。
この子宮をじわじわと熱する波が、紛れもない性感だと悟り、フェイトの頭の一部にほんの僅かに残る冷静な部分は狼狽した。


「(なのは、はやて、エリオ、キャロ、ヴィヴィオ……リンディ母さん、クロノ、アルフ!!)」


彼女は、男性との交際経験がまったくない。決して思春期をそのとき特有の潔癖さで拒んだわけではない彼女だったが、しかし同時に機会がまるでなかったことで『性』というそのものを避けていた間に、いつの間にか性感帯がここまで敏感に成長していたのだ。
乳首が満開になって乳輪まで皮膚が伸びきり、ショーツと包皮に守られた淫核が鼓動を伝えてヒクヒクと疼きだす。自慰の経験すらない為、フェイトはこの恥ずかしすぎる感覚にどう抵抗すればいいのかも分からない。
あられもない嬌声を思わず漏らしそうになり、あわてて打ち消すように悲鳴を叫ぶ。


「あ、ああーー!! だめ、だめ、だめぇ!! そんな、いやらしい匂いのするもの、こすり付けないで!!」


だが、そんな悲鳴さえもはや耳元さえ触手で覆われてしまったフェイトの鼓膜にはほとんど届かなく、むしろ声帯を振るわせたことでくすぐられ続けている喉を自ら刺激してしまいくすぐったいようなムズ痒いような今まで味わったこともないような痺れが全身を走る。それに驚き反射的に身を捻ると、今度は胸の先端を除いて動かした上半身全体がくすぐられ、さらに身をすくめる事になる。
動き、そのたびに新たな刺激を感じ、フェイトの体力と時間だけが延々と削られていった。

ふとフェイトは、汚れた公衆便所の床にあごと裸の上半身を押し付け、自ら双乳をこね回して喜んでいる痴女になった錯覚がした。
あまりの汚辱感で、きゅっと閉じた目尻から涙がこぼれた。

触手の先に密着していた上半身から、異様な感覚が伝わってきた。精臭のする湯気を立てるその先端に、びっしりと無数のイボが浮かんだのだ。小指大のイボはいくつもの節を作りながら、うねうねとうねるその不気味な色合いの一本一本を蠕動させて伸びていく
節を伸び縮みさせる皮膚の内部で、うねる肉を重々と流動させてのたくる様は、どう見ても性的な悪意を最大限注ぎ込まれたミミズそのものだ。


「ひっ!! いや、やめて。そんなに体をくねらせて、いっせいにわたしの中に入ってこようなんてしないで!!」


その動きによって漏れた悲鳴。しかし、そんな程度の儚い抵抗など何の役にもたたない。
見せ付けるかのように目の前で一度その長い体をくねらせた後、触手はすばやく下半身の方へと移動したかと思うと容赦なくフェイトの中までもぐりこんできた。


「あ、ああ~~!! や、やあぁ! くる、入ってきてる。私の胎に、触手が入ってきちゃってる!!」


喉を震わせる悲鳴とも嬌声とも区別の付けられぬ声。
それが、最後の抵抗だった。

ぐちゅぐちゅと水音を立て、触手はフェイトの中を乱暴に出し入れする。
それは技巧にまみれた先の愛撫とはうって変わって、まるで性交を覚えたての少年のような荒々しさを持っていた。
けっして自らの望むところばかりを狙ってくる抽入出ではない。しかし、散々に高ぶらされたフェイトにとってそれはまるで待ち望んだものにさえも思えた。
フェイトは体がいっきに熱くなるのを確かに感じた。まるで血潮の一滴一滴が沸き立ち、その脈動の一つ一つが道の快楽を全身に送り込む経路と化しているかのよう。


「あ、あ、あ、あ、あああぁぁ!! こすってる、擦られてる。私のおなかを、触手が這い回って、体の中も外も嘗め回ってる!!」


その中でも、全身へと与えられる愛撫は止まらない。太目の触手の一本が彼女の膝に伸びると、まるでフェイトの膝頭の感触を楽しむように上下左右に動き始めて撫で回す。
その今まで与えられていた直接的な刺激と平行して行われる微妙な感覚に膝が震え、僅かに足の力も抜けて成されるがままに開いてしまうと、その触手ははさらに大胆に、巧みな動きを始める。
今まで与えられていた直接的で乱暴な快楽とはまた別の思いもかけない感触がフェイトの体の芯から広がり、泉のように溢れだす。
それは彼女の頭の中まで熱い奔流として流れこみ、まるで半分夢のなかにいるかのように体が重くなっていくことを感じる。


「あああああ!! やあ、だめ、それだめぇ~~! 変な感じが、登ってきちゃう!!」


しかし、当然ながら朦朧とした意識の中で笑みを浮かべさせる程度ではまだ満足しきれない指先は、さらにフェイトの敏感なところについても大胆に動いていく。
先ほどとは打って変わってまるで直接触手の先端から電流が流しこまれているかのような強烈な刺激に、瞬間フェイトの体は激しく震えて、止まらなくなる。
甘い舌触りを楽しむように、そのひだの一本一本をなぞって追いかけ続ける触手の動きは、媚薬にまみれた彼女の体を弄び続ける。やがて、いくつもの触手が絡み合った一際大きな塊がフェイトの中へと無理やり押し込まれていく。


「ひぐっ、お、大きい! おっきいよぅ!! 熱くて、大きいのが私の中に入ってきちゃってる!!」


痛みは、感じない。もはやそんな段階はとうに通り過ぎたというものだ。
緊張と弛緩、そしてまた緊張の連続から張りつめた気分がやがてなま暖かい感触に変わり、律動が加わりながら激しさが増していく。

どれだけ叫んでも、どれだけ苦しんでも、どれだけ喜んでも。
今まで正義を行うことで助けてきた民衆も、一緒に時を過ごした家族も、唯一無二と信じる友も、フェイトをこの状況から助けてはくれなかった。
幾度となく今日のようなことを繰り返させられていた事で、フェイトの体と脳にもそれが事実として刻み込まれていく。
後に残るのは、暴虐ともいえるべき快感と絶頂の嵐だけだ、と。


「駄目、もう駄目! 落ちちゃう、わたし、このままじゃ触手のおもちゃに落ちちゃう!!」


フェイトの顔に完全なる諦めの色が浮かぶ。
それとともに、彼女の抵抗と表情にも変化が起こった。
支配される快感、とでもいうものだろうか。まるでおもちゃのように好き勝手に体を弄ばれているにもかかわらず、フェイトの唇が一瞬笑みの形へと歪む。

きっとメッツァー・ハインケルが待ち望んでいた、被虐の喜びを感じて。

それを見計らってか、まるで彼女の周囲を迷うかのように鎌首をもたげたまま待機していたいくつもの触手が未だ肉に埋まっていなかった彼女の肉体に殺到し、フェイトを快楽のつぼの中へと埋め込んでいく。
もはや、フェイトはそれに僅かばかりの抵抗をしようともしなかった。


「あ、ああ!! イク、触手なんかに入れられて、いっくっ~~!!」


まるで全身をいくつもの獣の舌で嘗め回されるような感覚とともに、欲望の嵐がフェイトの体に襲いかかる。
浜辺におしよせる波のように触手は緩急をつけ、しかし一刻たりともフェイトの体を離そうともせずに繰り返し繰り返し押し寄せては退いていく。
しだいに激しさを増す欲望がにじみ出るかのようなその様は、フェイトの抵抗を許さないような荒々しさがある。そして、フェイトはもはや抵抗しようともせずにからだの力を抜いて、ただただその流れに翻弄され、受け入れることにした。


そう、結局、これが運命なのだ。
諦めた瞬間にフェイトは明らかに体が楽になったのを感じる。

助けは、来ないのだ。
正義は、届かないのだ。

自分は所詮どこまで行ってもアリシアのクローンであり、悪に屈するただのメスでしかなかった。
どれだけ抵抗しても無駄であり、何をしても通じない。
どれほどの苦痛であろうと、快楽であろうと、ただただ受け入れるしかない。

かつて母からの虐待を受けながらも思い出だけを胸に耐え忍んできたように、今回ももはや希望はなく、今まで幸せだった思い出を思い出しながら言われるまま、望まれるままに人形でいるしかない。



結局、それがプロジェクトFの成果の一つである「フェイト」の『運命』。



あふれ出る泉は勢いを増し、嵐のような快感の中で逃げることを考えもせず、抵抗もできずにその肉感的な肢体は弄ばれる中で。


はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
「(か、あ、さん……)」


いつ終わるかもわからないような永遠に、フェイトの心は完全に砕けきった。



つづく

Comment

No title

続編キター

個人的に正義の駒か管理局の歯車として生き続けるならカリスマ悪党の雌奴隷の方がマシかと思える物語は幾らでもあるからなあ…
なのは二次創作でも原作より管理局が黒い話なんて腐るほどあるから個人的にこういう展開は好きです
ただ一人の悪党に三人娘が三人とも仕えるのなら完璧だがそうはならない予感…

No title

で、でたー!
魔法戦士名物「陵辱されてるヒロインが状況解説」
普通は黙って耐えるか快楽に流されてアヘ声垂れ流すかなのに、何故か自分の状況を解説する不思議!
正義のヒロインは見えざる見物人(俺ら)にも親切すぎるぜ。

No title

魔法戦士のお家芸「セルフ実況中継」キター!
残念ながら状況的に「懺悔タイム」は無理でしょうが・・・

エロ解禁ということでサッキュバスさんのフタ〇リ調教に期待しておきますw
姉(年下クローン)、母(偽物)との擬似近親相姦(ハァハァ

ともあれ、今後も楽しみにしています。

P.S.
>「んッ……はっ…んんッ イヤ、わたしが、変えられてる。私の体が勝手に、職種に作りかえられていっちゃってる!!」

職業:雌奴隷ですね、わかります。
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プロフィール

基森

Author:基森
蚕鳴や円禍と名乗ってたこともあります。

主に小説・ssなどを置いているブログです。

自前の本棚を持つのは初めてなので手探りでやっている程度のものですが、わずかばかりの暇つぶしにでもなれば幸いです。


メールは「kulukku106☆yahoo.co.jp」まで、☆を@に変えた上でお願いいたします。

そろそろ、非営利にならトップへのリンクフリーとか言ってみたり。

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