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ドラゴンに首ったけ番外5・下

分量のこだわり的な理由で三分割していますが、ぶっちゃけ前回で話自体は終わってるので今回は特に話としては意味がないパートだったりします。

11/1 追記 特に何か企画をしたわけでもないハロウィン終了













「……私は一体どうすればよいのでしょう」


あの後ルクルの口添えにより身代金と引き換えに、ではあるが、あっさりと開放されたアンリエッタは行儀悪くも自室のベッドでねっころがりながらいろいろ悩んでいた。
あの後は大変だった。独断で竜の巣に向かった姫を何とか国威を落とさないまま救出すべく、連日連夜の会議が続けられていたために相当母らに怒られたが、持ち帰った情報はそれ以上に価値が大きかった。

聞いたマザリーニはただでさえ悪い顔色をさらに悪くして、口をすっぱくしてそのことについての他言無用をアンリエッタに懇願すると、大慌てでその事実の確認のために部屋を出て行った。
それは、あのルクルという女王の言っていたことがこの国にとってもとりえるか検討する必要がある、ということを十分アンリエッタに理解させる行動だった。
自身の理想とは正反対な、トリステイン王国の誇りを投げうるような未来が十分ありえると、マザリーニはその背中で語っていたのだ。


そして大后である母もそれを止めなかったことが、いっそうアンリエッタに強い衝撃を与えていた。
彼女の正義感からすれば、そういった竜の前に這い蹲って平和を請うようなことはありえないことであったのに、周囲はそのための検討を続けている。
何が正しいのか、何が国のためなのか、もはやアンリエッタは全く判らなくなってしまい、今日はもう寝ることにした。




だが……目をつぶると絡み合う白い体がまぶたに浮かんできて、体の熱は収まらないことが、アンリエッタに新たな扉を開かせることとなった。

火照った体に息苦しさを感じたのか、無意識のうちに右手が夜着のボタンを外していることに、アンリエッタは気付いた。
胸元が開いたことで、体温で温まっていた布地が緩み、ちょっとだけ冷たい空気が肌と吹くとの隙間に入ってきたのがやけに気持ちよく感じた。
だが、僅かに入り込んでくる程度の空気では、体のうちにこもった熱はなかなか出て行かない。焦れたアンリエッタはもどかしげに、大きく胸元を開いて外気に自らの胸を露出させた。

大きさはともかく、形はいいと思われる胸に自らの手を置いてみる。身の回りの世話をする侍女以外、ほとんど誰にも触れさせた事のない胸だ。
ひんやりとした爪が時折肌に触れる感触が、火照った肌には気持ち良い。
ただ、下腹部は余計に熱を持ったような気がして、アンリエッタをイラつかせる。


「ウェールズ様……」


救いを求めるかのように相思相愛だった男の名をつぶやいてそっとその自身の豊かな胸に手を伸ばしてそこから生まれる僅かに知る淡い快楽に触れた彼女は、そのウェールズがルクルと限りなく似た決断を下していたことを、いまだに知らなかった。

そっと胸のふくらみに手を触れてみる。恥ずかしいのに変わりはない。だが、その指は止まらず少し敏感な乳首に触れた。


「あ……っ」


なんだか変な感覚が乳首から体の奥に向かって走り、ぴくんと震えてしまう。今まであまり縁のない甘い疼き。
それが乳首から染み渡り、腰へ通りぬけていくような感じなのだ。それは、胸を握りつぶされるような勢いで揉まれていた銀髪の女王の姿をいやおうなく思い出させる。
気がつけば、胸の先端がつんと尖って手のひらを押し返しているのがわかった。


「ああ、そんな……」


少し恥ずかしくなって、あわてて自分以外誰もいない部屋を見渡してしまう。たいしたことはしていない。それこそブラッドが見れば鼻で笑うであろう。
なのに、箱入り娘だったアンリエッタにとってはその程度のことでも、なんだかひどく淫らな気がして、熱に犯された頭ですら一瞬ヒヤッとしてしまう。


「これは……いけないこと」


体の中にわだかまる疼きをごまかそうとするように頭を振っても、やっぱりまた思考は戻ってしまう。頭の中には先に見たばかりのブラッドとルクルの交合がくっきりと移っている。意識したわけでもないのに、自分がそれを、そんな野蛮なことをしたがっているいやらしい女に思えて頬を赤く染めてしまう。


「そう、そうよ……これはただ、あんなものを急に見たからで」


誰にともなくごまかしてみて、やはり脳裏にはあの過激なシーンが移って消えない。なまめかしく汗ばんだ肌に食い込んだブラッドの指の太さを思わず思い出してしまう。
ぬめぬめとぬれぼそる秘裂に出入りしていた、グロテスクなブラッドのものも、そのイメージには繋がっていた


「本当にあのようなものが………気持ちいいというのでしょうか?」


思い出せば思い出すほど、先ほどいたずらに触れた胸が熱くなる。ほんの僅か胸から生まれたうずきは、もはや重く、甘く腰へとたまり、アンリエッタをなんだか切ないような、たまらないようなそんな気持ちにさせていた。
何せアンリエッタも年頃の少女、思春期らしい好奇心が常にそういった感情を後押しているのだ。

置き所なくシーツを必要以上に力を込めてつまんでいた指が再びさまようように胸に触れる。アンリエッタは、今までこんなことをしたことがなかった。

メイドたちの噂話や、閨の教育においてぼんやりとぼやかされた話では、それが「気持ち良いことなのだ」という認識はあった。
だが、今までこんなことなど全く縁のなかったアンリエッタにしてみれば、なんだか自分が急にとてもいやらしい女になってしまったような気がして、後一歩が踏み出せずにいた。

誰に、というわけではないが、いやらしい女だと思われたくない。
そんな想いが指を動かさないようにしていた。
だが。


『ああ、ああんっ、あ……いいっ!』


先ほどの光景が脳裏を掠めた。最初は弱い抵抗をしていたにもかかわらず、徐々に、徐々に粘液と淫声にまみれていったルクル。そして、それを行ったブラッドという名の竜。
みだらで、それでいて何処か二人とも気持ちを交し合っていたような光景を思い出すと同時に、アンリエッタにはウェールズの姿も脳裏に浮かんだ。


「ウェールズ様は……決してそんなこと」


自分に言い聞かせるが、ふと思う。あのブラッドとルクルが、自分たちの立場だったら動だろうか。決して結ばれることのない私達二人であれば。
自分があの幻想の中で実物よりさらに美しくなっているウェールズの腕に抱きしめられたることを思わず妄想してしまう。


「そう……ウェールズ様ならきっともっと優しく抱きしめてから……」


ぎゅっと自分の体を抱きしめてみる。
ウェールズのその太い腕、あの時香ったほのかな男の香り、そんなことを思い出して、胸の奥がきゅんと疼く。

そっと唇に触れた。
そんなことはありえないとは判っていながらも、その行為によってウェールズの唇に触れてしまったような気がして息をのんだ。戸惑って、迷った指が再び動き出し、ウェールズの唇のイメージを残したまま乳首を掠めるように触れる。


「あんっ」


さっきよりも堅く尖った乳首は、さっきよりももっと鋭い刺激をアンリエッタの神経細胞にもたらした。
自分でも不意を突かれた動きが、まるでウェールズに触れられたような錯覚を起こさせる。
ルクルのように上げてしまった声が、ブラッドに無理やり迫られていたルクルを思い出させる。
後一歩は、思ったよりも容易かった。


「ウェールズ様ぁ……」


乳首はすでに、思った以上に堅くなっていた。想い人との思い出と、先日の光景がフラッシュバックし、思わずそこに手が伸びる。
好奇心はとまらず、くにゃくにゃといじれば音でもしそうな乳首を人差し指で転がしてみる。この瞬間アンリエッタは、国政のことも、不安も、恐怖もすべてを忘れられた。


「ああん、ああ……」


刺激の強さに思わずびっくりしてしまい、思わず手を離すが、初めて感じたその感覚は逃しがたく、再び手が伸びる。今度は刺激が強すぎた乳首は避け、乳房全体へと。
心なしか、胸も普段よりも張っているような気がした。その胸をやわらかく揉み、乳首を軽くつまめば思わず背中がのけぞるほどの未知の快感が体のなかで暴れ回る。


「あ………気持ち良いです…」


経験の薄さがそれを感じさせるのか、たかが胸なのに、体全体をわしづかみにされているような、抱きしめられているような快感が走る。ほんの少し体が汗ばみ、じっとりとシーツを湿らし始めると、今度はなんだか、物足りないような、もどかしいようなそんな気分になってしまう。

その胸元も僅かに汗ばみ、上気してほのかにうす桃色を帯びてきた。ルクルに比べれば僅かに小さいが、それでも十分なサイズを持つそのバストにおずおずと再び手をのばすと、そっと指先で再び揉みなおす。
その刺激のイメージに、今度はブラッドの指が重なった。


「きゃっ!」


何故今度はウェールズではなくあのような男が、ということも思いがけないなことだったのだが、声を殺さねばならない、ということのほうが重要だったので、思わずもれでた声をあわてて飲み込む。
部屋には誰もいないとはいえ、メイドたちがいつ通りかかるか判らない。護衛の兵だって、いないわけではない。だが、サイレンスの魔法を唱えることは思いつかなかったアンリエッタは、周囲に必要以上に声を響かせないように、とは思っても、やめようとはしなかった。
改めてそっと手を外すと、今度はゆっくりと乳房をその手で覆った。その指に、徐々に力を込めていく。


「ん……んんっ……」


殺した声が僅かに唇から漏れる。もまれた乳房はさらに赤く色づき、乳首が触れるほどに堅くなっていく。きゅっと乳首をつまむ力も徐々に強くなっていく。
想像上の相手はもはや、ウェールズともブラッドとも言えぬぼやけた影のようになっていた。
更なる刺激のバリエーションを求めて時折その指をすり合わせるようにすればもどかしいような快感が自分を支配する。それをごまかそうとするかのように乳房を揉みしだけば今度は少し物足りない。体はすでに力が抜け、だらしなくベッドに身を預けきってしまっている。時にピリッと鋭く、時にけだるい快感は、徐々に腰をたまっていて、なんだかだんだんたまらない気分になって内腿をすり合わせた。


「あ……」


きゅんと一瞬力が入った股間から、快感が這い登る。それは胸から伝わるものとは比べ物異ならないほど強いもので。思わず下着の上から股間に触れた体にきゅうっとちからが入る。
甘い声が漏れそうになるのを唇を噛んで堪えようとするが、そんなかすかな抵抗はあっという間に砕け散った。


「あぁぁっ!」
(何なのですか……これは……)


何がどう気持ちよかったのかなんて初めての感覚に溺れ行くアンリエッタにはさっぱりわからない。
ほんのわずか、なでるようにしたその指が、もしかしたらすでに堅くなっているのかもしれないクリトリスに軽く当たっただけなのだ。
たったそれだけなのに、他に何も考えられなくなりそうなほどの快感。
恐怖すら伴う圧倒的な感覚だった。

次の瞬間、アンリエッタが自分の体から何かが染み出していくのを感じて頬を赤く染めた。どことなく、あそこがぬるつくような気がするのだ。


「このようなことが……本当に私に……」


ぬるぬるとぬめっていたルクルの秘裂を思い出す。もしかしたら、自分も同じようになってしまったのだろうか。恐る恐るショーツの上からその上あたりをゆっくりとなぞってみる。その指は、すぐに止まった。
なでた指にまた布から染み出した液体がぬるりと触れた。それをみてさらにアンリエッタは誰もいない部屋の中で頬を赤らめる。もう中は、ぬるぬるでどうしようもないのかもしれない、と思った瞬間に、ルクルの内股を伝っていたあの糸引く液体を思い出してコクリとつばを飲んでしまう。


(もし直接触ってしまったのなら……でも…)


王女として十数年間で生まれた良識によるほんの僅かしか罪悪感が体の動きを押しとどめる。だけど、少し身を起こしたときに股間か生じたもどかしいような衝動に、もうたまらなくなっていた。ここを触られたい。想いっきりいじられて、ルクルのような声を上げたい。
誰に、ということもなくそういった思いが湧き出てくる。ここでウェールズにしてほしい、となぜか断言できないことがさらに罪悪感というスパイスを己に振り掛ける。


「汚してしまうぐらいならば……」


斯くしてアンリエッタは、罪悪感にはとりあえず背を向けて、ショーツに手をかけて。
どことなくいいわけめいた呟きを漏らして、そろそろと下ろした。
恥ずかしい。恥ずかしいのだが、一度ついたはじめての熾火は、もう止まらない。


「ああ……」


思わず声がもれでてしまうほど、それはもはや使い物にならぬほど濡れきってしまっていた。先ほどの懸念は、手遅れだった、というわけだが、アンリエッタはそんなことよりもその自身の分泌した液体にルクルの影を見て、ただただ見入っていた。


「ダメです……」


口につくのはこのような快楽を拒絶する言葉。慎み深くあれと育てられた姫なら当然の言葉であろう。
だが、そうは言いつつも、もはやその声に嫌悪感はない。ただ、恥ずかしさと期待感が募るだけだ。自身をごまかす言葉を吐きながらも、恐る恐る下半身に目を向けてみると、愛液にべったり薄い陰毛に貼り付けた慎ましやかな割れ目が姿を表した。普段は薄く陰毛に透けて見えるだけのただの線のようなその割れ目は、いまや糸引く愛液に濡れ、すでに欲望に大きさを増したクリトリスが僅かに顔を出していた。


「このようないやらしいことなど……」


自分で口に出してしまうと、なんだか体がかっと熱くなって、もっと敏感になったように感じる。もはやどうにもならない。体に触れたい欲求はどんどん高まって、どうしようもない。何処を触れても心地よく、気持ちよく、だけどその後には倍々的に焦れが襲ってくる。いつになっても満足感を得ることができず、もっと強い刺激が欲しいという欲求だけは、どんどん強くなるのを感じた。
もはや自分でもどうしようもなくなった衝動を胸に抱えたまま幻想の腕に自身の指を重ねて、アンリエッタは一人ベッドの上で踊るしかない。


「ああ……嫌っ!」


思わず漏らしてしまった否定の声だったが、嫌なわけではない。ただ、ただ、とてつもなく恥ずかしかっただけだ。その場所がどれほど濡れ、どれほど溢れさせてしまっているかをその部屋に響きわたる水音が否が応にも自覚させつづける。
それでも手は、止まらなかった。しかし、後一歩のところで達することも出来なかった。

初めて故に、いく、ということを知らないアンリエッタは初めての自慰に区切りをつけることが出来ず、もはや秘所や胸元で踊るその指がはたして自分のものなのか、それともウェールズのものなのか、それともあのにっくき竜のものなのかも判らずに、何も考えないでずぶずぶと溺れていくことしか出来なかった。

この瞬間だけは、アンリエッタは竜への憎しみも、想い人への恋慕の情もすべて忘れ、ただただこの感覚に酔っていて…………そのうち夢も見ないで眠りに落ちた。
翌日は早起きしてこの汚れてしまったものを何とかしなければ、と思いながら。



方向性は微妙に違えど、ルクルとアンリエッタも結構似たもの同士だった。




今日の竜の巣。


「おお、生きてるな、マイト」
「何とかな。もうちょっとで強制的に竜の姿に戻されるところだったよ」
「はっはっは、まあ普段の俺の心労を思いやれ」
「ふぅ…………ところで、明日姉さん来るって言ってたぞ」
「何ぃ!!」

Comment

No title

正直なところ下は書かれないのかと諦めていただけにきちんと更新があったのは非常に嬉しいです。

No title

まさか連載が再開されるとは・・・。
超感動。次回希望。

No title

くっ、アンリエッタには手を出さずか 期待してたのに……
いやまだフラグは折れてない、金のないトリステインなら貢物に成るかも
非公開コメント

プロフィール

基森

Author:基森
蚕鳴や円禍と名乗ってたこともあります。

主に小説・ssなどを置いているブログです。

自前の本棚を持つのは初めてなので手探りでやっている程度のものですが、わずかばかりの暇つぶしにでもなれば幸いです。


メールは「kulukku106☆yahoo.co.jp」まで、☆を@に変えた上でお願いいたします。

そろそろ、非営利にならトップへのリンクフリーとか言ってみたり。

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