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外史につくろう穢土幕府・16

今更なんですが、このお話は真・恋姫無双の二次小説です。
実は三国志は演義を一通り流したぐらいでそれほど詳しくないので、いろいろ間違っているかもしれませんが、三国志の二次じゃなくてエロゲーの二次ということで、「そういうもんなんだ」程度で読んでいただきたいな、と思ってます。

勿論、面白くなるなら特にこだわりはないので三国志の設定を基にした突っ込みも歓迎ですが。












鳳統。
かぼちゃが美味しいほうとうではなく、今まさに一刀の股間で大活躍している宝刀でもない。
巨大な三角帽子とふわっとよこに広がった大きなフレアスカート、そして何より丸い大きな瞳がトレードマークの幼いっぽい外見をした少女だ。

見た目はどう見ても気弱な幼女にしか見えないが、『鳳雛』とまで謳われた三国志の数多い軍師の中でもトップクラスの能力を持つ知者(18歳以上)だ。
日本では三国志といえば『孔明の罠』なイメージがあるためそれほど有名とはいえないが、かの諸葛亮すらも認めたその能力は、当然ながら一刀とは比べ物にもならない。



「朱里ちゃんがいたら、きっともっとうまく出来るんだろうけど……ううん、きっと大丈夫。そうだよ、私が誰よりも策の成功を信じなきゃ、軍師だなんて名乗れないよね」



肉体的には外見相応の能力しかないので、一刀の暴力に屈して彼の愛人となっている彼女であるが、しかし万人の平和のために象牙の塔から飛び出してきた彼女の心と、我欲に満ちた一刀の欲望は時をへても決して交わる事はなかった。



「いくら惨いことされても、わたしだけならとにかく、民まで傷つけるあんな人、絶対に許しちゃいけないんだ……」



こんな時代だ。
自身とほぼ同程度の運動能力しか持たない孔明とたった二人で荒野を進んでいく、という危険性に知者である彼女が気付かなかったわけがない。

天候悪化で道に迷って、泥水に塗れながら高熱と疲労に犯されて無残に路傍でゴミと化すかもしれない。
余りに大きすぎる目標を前に方針すら立てられず無為に路銀を尽き果てさせる事となった結果、何処かの町を目前として空腹で行き倒れるかもしれない。

すべて、覚悟の上だ。
そういった可能性すべてをひっくるめて考えても、消せない情熱、思いがあったからこそ二人は乱世に飛び出した。

夜盗に会うかもしれない?
会って、身包みはがされて、犯されて、売られることを鳳統と孔明が考えなかったとでも思うのか?
そもそも、犯されたぐらいで夢―――「天下万民の平和」という大きな大きな夢を捨てるぐらいならば、はなから水鏡先生の私塾から出てくることなどなかった、と雛里は思っている。
その思いは、今なお変わっていない。


とはいえ、そこが雛里の想像の限界であり、一刀の性癖がごくごく普通であり、少女にとって嫌悪感がありこそすれ、一般的な範疇で収まるものでしかなかった事は幸運であった。
集団から犯され、無理やり体に彫り物を入れられ、口に出来るものは異性の体液のみ、という状態でもそう吼える事が出来たかどうか、というのはわからない。
そもそも、一刀のように何一つ生きる術なくして荒野に放り出されて、生きるか死ぬかの瀬戸際になったときも同じ選択肢が出来るかどうかは、生まれたときから水鏡という優れたものの庇護下にあった鳳統はきっと考えたこともないであろう。

結局、鳳統のその思いはどこまでも高潔ではあったが……同時に、今まで飢えた事も、殺した事もなかったからこそ言えた事ではあった。



「大丈夫、大丈夫……きっと、上手くいく。一生懸命考えたんだもん。あの人たちも協力してくれるって言ったし、みんなで力を合わせれば、あんな人なんてきっと倒せるよ」



だが、だからこそ、一刀という正真正銘、生まれながらの悪党とまで言うにはまだ遠い小悪党ではそこまで惨い現実をたたきつける事は出来ておらず、その夢に支えられた強靭な彼女の心を折ることまでは出来ておらず、こうして反抗を企てられてしまえば彼の能力では防ぐ事も難しい。

一刀の術の影響下にない以上、今の鳳統は三国一の軍師の何すら手が届く天才少女。
天の利、地の利、人の利すべてに劣っているとしても、その智謀のみでひっくり返せる可能性を持つ軍師。

いかに財力や手持ちの戦力、情報といったすべてにおいて勝っていたとしても、それを指揮するのが所詮は一刀であるならば、その差だけで一刀は容易に敗者へと落とされる。
未だ、太平要術の書が彼の力の源だとは雛里は気付いていないが、気付かれて剥ぎ取られてしまえばもはや完全に無力な一般人に成り下がる一刀にとってなす術はない。
今までやってきた悪行の報いを受ける、ただそれだけだ。




わずかばかりに付き従う仲間を連れて、雛里は必死になって息を凝らしながら、一刀の寝所に向かう。

……もう、何度も通った道だ。
そのときに何度も進行経路や待機場所、撤退用の道まで確認してある。

今まであの男に体を嬲られていたことも、今日の今このときのためだと思えば鳳統には有意義にさえ思えた。
必要な情報はもうすでに十分に自分自身の目で確かめてある。
盤上をひっくり返すだけの兵力も、必要十分とまではいえないまでも最低限度はそろった。


対して、あの男が外部からの襲撃ならばさておき、内部からの攻撃にはたいした警戒を払っていない事は十分今までの経緯でわかっている。
どういった術を遣っているかは知らないが、確かに周りの人間のあの男に対する心酔だけは認めるにたる能力であり、それを持ってすれば配下に対して警戒を払うなどというのは確かに愚かなことなのかもしれない。
それはたしかに雛里も思うが、同時に自分にまでその信頼とも妄信とも付かぬ感情を元にする忠誠を求めるのは間違っている、とも感じている。

手に持った短刀は彼女が持つには余りに似つかわしくなかったものであるが、それこそが己の決心の表れだと雛里は汗ばむ手のひらで必死になってその柄を握り締める。


こうして、孫策が一時的に彼の身辺を離れている、と知る今であれば、このようにすべてを取り返されることがあるのだ、という事を彼の身に刻んでやろう、と雛里は決心を新たにして……自身も慣れぬ武器を持って、寝所に飛び込んだ。

綿密に計画され、周到に準備を行い、正義が悪を倒すといった天命さえ感じられるこの計画は雛里の頭脳をもってしても失敗は考えられない。
そもそも、失敗するような計画を『鳳雛』鳳統が立てるはずがないのだ。



「悪いけど、あんたの計画は失敗よ」
「っ!!」



それでもなお、この計画が失敗するという事実は、ひょっとすると逆説的に一刀にこそ「天命」があることを証明していたのかもしれない。







「そ、そんな……」
「…………」


武器を手に押し入った鳳統らを鏡に写したごとく、その場において待ち構えていた少女もまた、常に似つかわしくない事に武器を持っていた。
一刀が考案した使用人用の服―――メイド服なる衣装に身を包んだこれまた小柄な少女の名は、賈駆。
誰よりも愛する主君にして幼馴染の董卓のために、未だ幼いながらも誰よりも優れた軍師としてあろうとし、必死になってたった一人で戦ってきた彼女の武器は言葉であり、頭脳である為、雛里同様に武器を持つ姿は決して様になっているとはいえない。

だが、それでもその目に宿った雛里に対する敵意だけは、本物であるというしかなかった。


それを雛里は、信じられなかった。
彼女は、ここ最近の一刀の行動によって主君を奪われた少女の一人で、自分と共に一刀を倒そうと協力を申し込んでくれた一人のはずだ。

彼女はその知性から一刀の周囲に漂う不自然さを感じ取ったのか、名前を隠した孫策を頭とする旅の武将一行と名乗り、周辺の治安を何らかの手段で安定化させたことを手土産に客将として董卓に仕えたいとしてここ河東の領地に現れたそのときから一刀一行を警戒していた。
そして今なお、主君の董卓とは異なり一刀に対する態度をそのときから変えていない、この窮地での反乱においては信用の置けるはずの人物だったはずなのだ。
幼馴染にして月と彼女が呼ぶ主君、董卓が彼女とは対照的に一刀の怪しげな手腕によって彼にべったりとなったことに誰よりも憤慨しており、一刀に対する敵意を微塵も隠そうともしなかったことは、彼女とは違えど同じ敵意で一刀に対して背面服従の態度を貫いていた雛里には紛れもない本物にしか見えなかった。


だからこそ、雛里は彼女は自分と志を同じにするものであると信じたし、この綿密にくみ上げた計画の一部を優秀な彼女に任せる事を決めた。



「そんな……どうして、詠ちゃんがここに」
「いまさら謝っても許されないのはわかってるけど、いっておくわ。ごめん、雛里……ううん、鳳統。」



だからこそ、互いに真名すら交換したのだ。
だが、彼女はその名を呼ぶことすらも否定した。


信頼の結果として、彼女はこの計画における最大の脅威、怪我の影響からか噂ほどの力は感じぬものの、それでも彼女ら雑兵並の力しか持たぬものからすればまさに圧倒的なまでの武力を持つ一刀の私兵、孫策を遠ざける役割を買って出た。
そして、その結果として彼女の策略は見事に成功して、一刀の周囲から僅かな間ながら孫策を遠ざける事が出来た、という報告を残し、後はこちらの逃亡を支援する役割に付くはずの彼女が、何故ここにいるのか。

余りに余りで、唐突な予想外の出来事に常とは違って雛里の優秀な頭脳もそうそう簡単に答えをはじき出してくれない。
そんな雛里の態度をみて悲しげに表情をゆがめた賈駆は、しかしその鳳統に対して向けた剣を下げようとは決してしなかった。



「鳳統ならわかるでしょ? 孫策がここにいる以上もう勝敗は決したわ」



予想外に存在する賈駆の後ろで立ちながら、面白げに、皮肉げに、こちらを見つめる褐色の美女は確かに孫策。
報告ではすでに何処かに遠ざけられているはずであり、この一刀の命をもってすべての混乱と戦乱の拡大を終わらせる計画においては最大の脅威となるはずの女がこの場にいる以上、鳳統がその言葉と理想を説いてようやく集められた十数人の味方たちは、もはや完全に無効化された。

その顔を見て、その顔色を蒼白に染めた鳳統は、ようやく思いついた結論を呟く。



「裏切りですか……」
「っ…………そうよ」



雛里の言葉に傷ついたような表情をみせた賈駆は、しかしその言葉に反論することなく、頷く。
彼女の表情は、余りにも今にも壊れそうなほど、おそらく自分にも負けず劣らず蒼白。

今この時点においても、その顔色を見れば彼女の裏切りが当初からの予定ではなく、彼女にとって不本意なものである事が見て取れた。
だからこそ、答えが半ばわかっていながらも、雛里は叫ぶ。

彼女の選択肢では、彼女の本当の望みはかなわない、と。



「そんな……董卓さんを救えるかもしれないのに、どうして邪魔をするんですか! どの道このままじゃ……」
「あんたには悪いと思ってるわよ!」



だが、それすらも悲鳴のような賈駆の声に打ち消された。

その涙の混じった悲鳴にすら似た絶叫が出たことが、望みは完全に潰えたことを何よりも雄弁に証明している。
そのことを悟った雛里は、完全に説得を諦めた。

彼女と自分の優先条件が違う事にはとうに気付いていた。
気付いていながら、それでも大丈夫だと勝手に思い込んだ報いが今、きっと来たのだから。



彼に従うものたちの多くが何かによって心が操られているようになっている事はわかっていて、何とかして一刀を排除しようとする気持ちは同じでも、万が一でも損害を加えられるわけにはいかない存在がいるかいないかが雛里と詠との違いだった。
雛里は一刀という諸悪の根源を排除できるのであれば、ある程度の必要最小限度の犠牲はためらわない。
犠牲者無しで戦いを終えられると考えるほど軍師というのは夢を見られる職ではない。

劉備と出会い、その理想を肯定する事はあったとしても、きっと雛里は犠牲者を完全にゼロにする策よりもたった一人の犠牲で成功率が格段に上がる策を献策し続けることになるであろう。
当然ながらそれは自らが犠牲となることすらも厭わない。
単純な数と、今後世界にいかなるプラス要素を与えられるのかによって人の生死を冷静に量る、冷たい方程式こそが今の雛里の軍師としての根底にはある。

それこそが、この世界における平等ではない命の『正しい』数え方だ。



「でも、月の心が完全にもどる保障がない以上、私はあんたの計に乗ってあの男を裏切るわけには行かないのよ!」
「…………詠さん」
「怒りなさいよ! 罵りなさいよ! なんとでも言いなさいよ! それが正しいのは私にだってわかってるわよ! それでも……それでも私は、月のためにあんたを見殺すわ!」



だが、賈駆は違う。
彼女にとっては、天下すべてを引き換えにしたとしても守りたい者がある。
雛里にとっての「万民の平和」への想いと同じぐらいの重さを持つそれの安寧こそが、絶対条件。
現状が不本意なものではあっても、完全な状態のそれを取り戻せる可能性があったとしても、その守りたい自分のすべてをチップとして乗せて一か八かの賭けに出ることなぞ、決して出来ないのだ。



だからこそ少女は、決死の表情で万が一のためにと立てておいた策を使って今後の為に全力で逃亡しようとする雛里の姿を涙交じりの眼で見ながら、孫策ら一刀の操り人形らに追撃の命を下した。

それらの行為による帰結など、どちらの軍師にとってももはや、量る必要もなかった。






「来たわよ……扉を開けなさい」
『賈駆様、ご入来!!』


重苦しい音を立てて巨大な扉が開いた先に見えた玉座の間に、扉の音に負けず劣らず重い足取りで賈駆が入ってくる。

正確に言えばこの時点での董卓は天子を抑えて天下に号令をかけられる立場となっているわけではなく、単なる一地方領主にしか過ぎないため、玉座というべきではないのであるが、それでもそこは賈駆にとっては董卓以外が座る事など許されない場所であった。

だが、そこに座する男が董卓からすべてを奪った今となっては、そのことに対して公的に文句をいえるものなど誰もいない。
だからこそ、内心の悔しさを押し殺して賈駆はその前で膝を突いてそこに座する男に対して報告を挙げた。



「鳳統を捕らえてきたわよ……」
「そっか、ご苦労さん」
「詠ちゃん、御主人様の為にありがとう」
「くっ」



目線の先に映るのは、それに侍る自らと同じお仕着せの服を着せられた誰よりもいとおしい存在と、そのすべてを奪った憎い憎い男。
足を組んでふんぞり返る一刀と、その膝に乗ってその柔らかな肢体をべっとりと押し付ける董卓―――月の姿だった。

男の声はさておき、銀の長い髪を持つ儚げな雰囲気を持つ少女のいたわりの声は、本来であれば詠にとっては誰よりも心地よいもののはずなのに、それが最近はちっとも嬉しくなかった。
にもかかわらず、本来であればそんな自分の感情など誰よりもわかっているはずの少女は、自分よりも上の場所でひたすらに男に対してのみその心遣いを発揮する。



「しっかし、雛里ちゃんも危ない事考えるよなぁ……まあ、失敗した今となっちゃあ可愛いものだけど」
「そんなこといわないでください……御主人様がいなくなったらと考えたら私」
「はは、ごめんごめん。月ちゃんは可愛いなぁ」



本当にこの上半身が白装束といってもいい奇妙な服装をした男を殺したとしたならば、後を追いかねない声の甘さで自分が誰よりも知っていたはずの親友がまるで場末の娼婦のように男に対して媚びる様を見て、賈駆は唇の端を強く噛む。

そう、万が一この男を排除した後の月の動きがもはや予想さえ付かないものに成り下がっているからこそ、賈駆は不本意な現状を維持する、という判断を下してしまった。
そうであるならば、こんな状態になっているのを延々と見る覚悟はすでに出来ていたはずなのに、そういった軍師としての冷静な判断を感情が裏切り、それがその薄い唇を噛む、という事で表に出てくる。


それでもそんな荒れ狂う感情とは裏腹に現象として生じたのはたったのそれだけ。
それ以上の何一つ、賈駆には何も出来ない。



「ま、後でちょっとしたお仕置きでも受けてもらおうか……そうだ、月ちゃんも来るかい?」
「もう、御主人様ったら……でも、それを望まれるのでしたら」
「おうおう、望んじゃう望んじゃうよ!」
「やん♪」
(私が……私がこんな男を月の前に立つことさえ防げてたら)



感じるのは、とめどない後悔。

いかに城下における瑣末な不満からなる荒くれものどもら同士の争いを収めたり、城下にこっそりとお忍びで民たちの様子を見に行っていた月が争いに巻き込まれそうになったところを助けてくれたからといっても、得体の知れないものを月の傍に近寄らせるべきではなった。
たとえ月が一言お礼を言いたい、と言い出したとしても、臣下として、軍師として、そして何より親友として彼女の言葉を否定する事になったとしても危険から遠ざけるべきだったのだ、と。


自らと若干方向性が違うもののそれでも自らと志を同じくするものを、よりにもよって己の手で葬ることになった賈駆は、きっとこれからも後悔を抱えながら、しかしそれでも誰よりも愛する親友のために一刀の利を図り続けることとなるであろう。



「これからも頼むぜ、詠」
「お願いね、詠ちゃん」
「ええ……わかってるわよ…………」



そのことに詠は絶望し、しかしそれでも今なお誰よりも大切な親友の為ならば「すべてを捨てて逃げ出す」という事を選択肢の中に入れようとはしなかった。








「さて、董卓はゲットしたし、何故かこの時点で賈駆も配下に入れれたことだし、準備は万端だ」


かくして、三国志においてはいずれは劉弁を立てることで漢王朝すべての権力を掌中に入れる董卓を、未来知識を嫌な方向で生かした一刀は見事に篭絡する事が出来た。
例え一時的にではあっても皇帝の後見人というすべての諸侯に命令を下せる地位を手に入れれたならば、一刀は反董卓連合など決して成功させない自信があった。
それどころか、その地位を使って各地の英雄たちを一人一人呼び出して術の力を使ってやろう、という皮算用さえ立てていた。


そして、黄巾党の乱が起こらなかったとしてもそれは時間の問題であった漢王朝衰退の理由の一つ、霊帝の死が少々タイミングをずらして、しかし一刀の予想通りに没して何進と十常侍が共倒れをして劉弁が逃亡して…………



「おーほっほっほっほ。まあ、しかたがないですわねぇ。わたくしとて不本意ですが、こうまで頼まれたならば否という口を持ちませんわ。幼い劉弁さまを補佐する為、相国に着かせていただきますわ」
「おめでとうございます、麗羽様」
「さすが姫だぜっ」
「おーほっほっほっほっほっほ!!」



一刀の予想とは裏腹に、袁紹が都に立った。



「…………あれ? 何で?」



黄巾党の乱が起きていない以上、未来知識どおりたまたま何進と十常侍が共倒れしただけでもありがたかったのだ、と一刀は自覚するべきであった。


17へ

Comment

ドジっ子属性なんか付いていたらしい。>一刀
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プロフィール

基森

Author:基森
蚕鳴や円禍と名乗ってたこともあります。

主に小説・ssなどを置いているブログです。

自前の本棚を持つのは初めてなので手探りでやっている程度のものですが、わずかばかりの暇つぶしにでもなれば幸いです。


メールは「kulukku106☆yahoo.co.jp」まで、☆を@に変えた上でお願いいたします。

そろそろ、非営利にならトップへのリンクフリーとか言ってみたり。

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