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狼狽皇子様9

予定が崩れた話






CCは考える。
ルルーシュが『ギアス』と名づけたこの力は、個人によって発現する力を大きく変える。
例えば、自分がかつて手に入れたのは、他人の心を捻じ曲げ、不特定多数から常に愛されるという力だった。
だが、そんなキャリアを持っていた自分が与えた力だけでも、読心から未来予知、記憶改竄と全くもって統一性なく、かなり幅広い効果を持っている。


だからこそ、なんとなくわかるのだ。
自らが力を与えたものの中に、死を回避することのみを望んだ男がいたとしたならば、いかなる能力を発現させるのか。
そしてそれゆえに、かつて自分が与えた力によって一人の少女の心の中に逃げ込んだルルーシュの母、マリアンヌが述べたこと、「すでに皇帝シャルルはギアスによってクロヴィスに乗っ取られている」ということが真実である、ということが。



主にシャルルが主体となって行っていた、アーカーシャの剣を使って全人類の意識を統一する、という計画には、様々な必要とされるものがある。

ブリタニアが覇権主義を唱えて各国に戦争をいどんだのも各地にあるアーカーシャ関係の遺跡を手中に収める為であるように、自分も含むこの計画の賛同者はルルーシュが生まれるずっと前から、このために動いてきていた。
マリアンヌとシャルルとの出会いをきっかけにVVとシャルルが若干方針を違えた、といったこともあったが、基本的にはこの発案者らは今までの人生がクソ長い為に数十年ぐらい頑張ったところで今までの分を取り返せないCCを覗いて、ほぼそのためだけに人生を賭けてきていた、といえるだろう。

計画の為、息子や娘すらも駒として扱ってきていた彼らとは、正直目的が違う為そりが合わないところもあったが、それでも数十年にも及ぶ付き合いだ。
彼らが何を考え、何を企み、どういった手段を取ってきたのかは手に取るように分かる。

ゆえに、今現在アーカーシャの遺跡関係をすべて抑えたとしてもコードの継承者としようとしていたシャルルがある意味クロヴィスという全くもって使命感もないごくごく普通の人間に上書きされて消えた以上、計画を実行する為には新たな候補者がギアスを使いこなすまでまたこの茶番を続けなければならないということは、マリアンヌ以上に理解していた。


計画には、遺跡、自分に宿る不死の要因であるCのコード、そのコピー的なVVに宿って今はクロヴィスに奪われているコードの三つが必要不可欠なのだ。
その一個が、ものすごく欠けた。

すべてはクロヴィスという要因が入ったことが原因であるが、今それを語ったとしても何にもなりはしない。
その要因がいかにシャルル陣営にとって致命的であり……よくよく自分一人だけのことを考えてみれば、その計画が頓挫したとしてもあらかじめかけておいたルルーシュという保険さえいればなんら問題がない、ということこそが重要だ。


もっと分かりやすく言ってしまうならば、シャルルが消えた今、己の「不死のコードを誰かギアスを使いこなしているやつに押し付けたい」という望みは、残った殺したVV、殺されたマリアンヌ(幼女ボディin)、協力するかどうかも不明なクロヴィス(シャルルボディin)という非常に脆弱な連合に協力することで実現を目指すよりも、貸しが一杯ある上に本人結構操りやすいし多分ギアスを使いこなす才能もあるルルーシュについた方が叶えやすいということである。


元々自分は、すべての人間の個を混ぜ合わせる、ということは余りいい気分はしていなかった。
なんとな~く、人間がやるにはおこがましいことじゃないかな? と中世あたりの生まれによるものか、シャルルたちのような世界全部のためだ! 見たいな考え方とはジェネレーションギャップを感じていた。

加えて、結構からかいがいがあって可愛くて母性本能くすぐる感じのルルーシュに付き合ってきて情が湧いてきたころに、マリアンヌの泣き言だ。
多少罪悪感を覚えたとしても、乗り換えざるを得ないだろう。


「ねえ、CC……確かに面白いことになっているけれど、結局計画の方はどうするの?」
「ああ、お前か。さて、な」


そしてそのためには、しれっと他人の体を乗っ取った挙句にそのあふれんばかりの戦闘系の才能を生かしてクロヴィスの隣からこちら側へとルルーシュに気付かれぬうちに移動してきたマリアンヌが邪魔だったりする。
だが、正直ギアスを失い、自身の体すら持っていない彼女を切り捨てることは、実はツンデレ気味で優しすぎるCCにとって心理的な躊躇はあっても物理的にはそう難しいことではなかった。
というか、なんとなく自分が手を下さなくてもサイコ・クラッシャーでもしながら足元から消えていきそうな気がするので、もはや成り行きに任せてみるだけでいいか、などと思い始めていた。



故にこの場で行うべきことはたった一つ……ルルーシュが完全にギアスを使いこなすまで面白おかしく時間を稼ぐことである。


「ふふんっ、ひさしぶりだなぁ、シャルル……いや、クロヴィスといったほうがいいか?」
「ひぃぃぃぃぃぃ、CC!!」


実験体扱いしていた不死の女が、自分の下へ超絶最高の知力を持つ弟(自分を恨んでいるかもしれない)をつれて、やってきたのだ。
目的などいうまでもなかろう……復讐に違いない。
ぎぎぎ、とぎこちない動きでバトレーとともに首を回してみると、その隣には当然のように仮面の男が立っていた。


クロヴィスが殺されたときにはまだ、ゼロという仮面の男は存在していなかった。彼の活動が公式に始めて確認されたのは、クロヴィス殺害を悼むパレードの最中であったのだから、その前に死亡した彼は本来であればそんな存在すら知らずに死んでいくはずであったが、現状においてもまあ正体がわかっていない、ということに変わりはない。
そして、その後もクロヴィスの命により必死の捜索をしているユフィの姉、コーネリアの尽力むなしく、その仮面の男の正体は未だに公表されていない。
クロヴィスも、ある程度の予想はしていてもひょっとしたらただ単にブリタニアを恨んでいるイレブンであればいいなあ、などと祈っていた。


だが、そんな願いはどうやら神には届かなかったようだ。

もちろん、未だにゼロは仮面を被ったままだ。
黒の騎士団員すら知らぬ素顔をその仮面のまま読み取ることなど、クロヴィスにできるはずもないのだから、今までどおり祈り続けておけばいいようにも思えるが、クロヴィスはもうすでに一片の疑いもなく確信していた。
あれは間違いなく、ルルーシュだ、と。

だって、仮面がシュゴ! と開いた挙句にその隙間から覗いているその憎悪と激情を移すかのように紫紺の大きな瞳の奥を真っ赤に光らせた目が、どう考えてもG-1ベースにて笑いながら腹違いとはいえ実の兄に向かって引き金を落とした弟のものにしか見えなかったんだもん。





「とりあえず……死ね!」
「とりあえず!?」


Cの力を受け継ぎ、不死の体となったものにはギアスは効かない。
故に、ルルーシュが激情を込めて放った必殺の宣言だったが、それを受けたクロヴィスからすると、久々に会った異母弟にいきなりこんなことを言われるなんて、という単なる家庭内言葉の暴力にしか思えなかった。
父であるシャルルを恨んでいるとは思っていたし、実際に自分も一度殺されているわけであるが、それならば一度目のように拳銃を取り出せばいい。

にもかかわらず、ルルーシュはさも当然のようにこちらに対して死ねと命じるのみ。
自分はそんなことを言われても死ぬつもりなんてさらさらないが、なんというかこう皇帝という地位についている自分に対してこうも当然のように命を落とせと上から目線で命令してくるなんて、直接行動に移されるよりもねっとりとしたものを感じてきつい。

ちなみにクロヴィス。
当然ながら、ルルーシュの持つ『絶対遵守』の力など知りはしなかった。


「っ! 何故死なない!」
「い、いくらなんでもあんまりだぞ、ルルーシュ」


故に現時点でのルルーシュへの評価は口に出したことが何故か現実になると思い込んでいる誇大妄想狂である。
そりゃ死ねといわれても死なないよ、とは思っているが、そんなこっちの事情の方がおかしいといわんばかりに睨みつけられて、思わずどもる。

久々に会話した異母弟―――いや、今は実子か―――からそんなことを言われて、それでもなんとか引きつった表情で反論するクロヴィスだが、ルルーシュはそんな声を聞きもせずに身構える。
絶対遵守を無効化することはVVとやらが傍にいるらしい現状では決してありえない未来ではないと思っていたと瞬時に対抗策を考えまくって、今度は物理的に死を与えてやる、などと思っていた。

その結果としてその手は、物理的な凶器――銃器へと一直線に伸びた。




その普段の綿密な行動とは裏腹な、余りに短絡的な行動には、さすがに共犯者からも突込みが入る。


「……おい、ルルーシュ。いきなりギアスかけて死ねと命じる前に、母親の死の真相はよかったのか?」


おそらく、視聴者の誰もが思ったその疑問をCCが呟く。

殺すだけならば今までも手はいくらでもあった。
にもかかわらず、わざわざ面倒な手段を取っていたのは優しい世界を目指していたこともあるのだろうが、「母の死の真相が知りたい」というその一点の影響が大きいと今までCCは思っていた。
あの放送の内容が本当に真実かどうかの確証を取らねば母のために、ナナリーの為に、そして何より自分のために殺すに殺せない、というスタンスを今まで取っていたはずだ。

にもかかわらず、いきなり「死ね」はないだろうし、その直後に銃撃しようとするのはどうだろうか、とCCは控えめに突っ込んだ。


だが、もはやルルーシュにはそんな共犯者の声を聞き届ける余裕はない。
それゆえ、CCの横に今まさに母(ただし精神のみ)がいる事にも気付かず、ギアスが効かないのならば俺の手で、といわんばかりに道中の衛兵から取り上げた小銃を、その重さにふらつきながら構えた。

青ざめるクロヴィスと、そのちょっと離れた場所にいたバトレー。
このときほど年のせいか腰が重いからと護身用の銃の一つも携帯していないことを呪ったことはなかった。


バトレーは多分どれほど乱射したとしても当たらない位置にいたし、クロヴィスはVVから奪った力ですでに不死になっているから、例えルルーシュがその細腕で一生懸命撃ったとしても実害はなかったのだが、それと目の前に凶器が突きつけられたときの動揺は全く関係なかった。
というか、正直ギアスとかいう力のことすら半信半疑なクロヴィス主従にとって、「コードを継承しているから撃たれても死なないよ!」というのはイマイチ実感が薄い。


それゆえ、実際には何の脅威もないにもかかわらず大慌てで助けを求めてみた。


「だ、誰かーー!! 私を助けろ!」
「衛兵―! 衛兵―! 出会え、出会えぇぇ!!」
「いまさら無駄だっ!!」


だが、突発的な予想外の事態が生じたときになかなか立て直せない精神的な脆さはさておき、舞台を作ることには誰よりも長けているルルーシュにとって、当然予想の範疇でしかないそれらの行為はほとんど無駄だった。

今現在護衛はほぼすべてが、ルルーシュのギアスによって遠ざけられている。
それゆえに、例えルルーシュがこの場にて怒りの衝動に押し負かされて銃を乱射したとしても、ここに入ってこられる者は限られている。



「うう、シャルル~~」


例えば、数十年以上もの間非公式にでは有るものの王兄として生活していたのみならず、ブリタニアの暗部としての役割も担っていた嚮団のトップであった為に王宮中の抜け穴抜け道を熟知している、現在傷心の余り弟を思い出しながらお昼寝中のショタ伯父様だったり。


「ユフィ、君はあのゼロに騙されているんだ! あんな怪しい男と結婚するだなんて」
「いやですわ、スザク。ルルーシュはあなたにとっても親友なのに、そんな怪しい男なんて。あの仮面だってよく見れば可愛くないですか?」
「……ル、ルルーシュ?」


皇帝となったクロヴィスの癒し相手としてナナリー共々いろいろな面で優遇されており、さらにすでに一度ギアスをかけられているが故に『しばらくここでの異常をすべて見逃せ』というルルーシュの命令が効かないけど、結婚詐欺の内情を暴露されて副総督室で本国でのテロ所じゃないピンク主従だったり。


精々このくらいだけだ。
そしてその数少ない二人(+1)は、各々の事情でクロヴィスの声など届いていなかったが故に全く持って助けなど来はしない。
だからこそ叫びを上げた中年主従は絶望し、自分の策により誰も来ないことはわかっていてもいつもなんだかんだで邪魔されていたので自信たっぷりに「無駄だ!」などといいはしたもののこっそり誰も来ないことを祈っていたルルーシュは、ほっと一息をついて再び引き金に指をかける。


そして、それをいざ悲観、とした瞬間、二人はほぼ同時に叫んだ。


「母さんとナナリーを弄んだ罪、あの世で悔いろ!」
「マリアンヌ様、ルルーシュを宥めてください!」
「皇帝陛下、今すぐこの私が全力を持ってお助けいたします!」


……訂正。三人だった。
窓を破り、突如オレンジ色の仮面を被り、オレンジのヘタ色の髪をした影が防弾のはずの皇帝の間の窓を突き破って乱入してくるかと思いきや、ゼロの仮面を被ったルルーシュから皇帝を庇うかのごとく刃を向ける。

そう、ルルーシュの絶対遵守の能力は一度使ったものには効果がない。
それゆえ、クロヴィスを助けられる位置にいたその男は、ルルーシュが反射的に放った「動くな」という命令を全く効かないものであるとして端から無視して、一瞬で間合いを詰めたのだ。



「母さんだと!」
「何故ジェレミアがここにいる、バトレー!」
「母さんにルルーシュですと?」


一瞬に完成した三竦みと、そのそれぞれが叫んだ余りに驚愕の内容に、声を上げた三人は三人とも硬直する。

クロヴィスは、何故かマリアンヌが何も言っていないのにルルーシュの行動が止まったことと、にもかかわらず自分を恨んでいるであろうルルーシュ配下(のはず)の改造人間が何故か自分を守ろうとしている現状の不可解さにより。

ルルーシュは、父である皇帝(だとまだ思っている)が突然自らの母を様付けで、すぐ傍にいるかのごとくCCの隣にいつの間にかいた少女に向かって叫んだ挙句に、すでに利用価値がなくなり捨て去ったはずの盤上の駒が突如乱入してきたことに対する動揺で。

そして、たまたまその人よりもはるかに良い聴覚でクロヴィスの悲鳴をキャッチして飛び込んできた仮面の男―――嚮団によって再改造が終了したジェレミア=ゴットバルトは、このブリタニア帝国の頂点に立つ男がひょっとすると自らの忠義の対象かもしれないにっくき仮面の男に殺されそうになっていた挙句に、自らが尊敬して止まない故マリアンヌの実子の名がまるで生きているかのごとく呼ばれたことに対する驚愕で。


三者三様に、それなりに長い時間硬直していた。
ちなみにCCはやる気なさげに、マリアンヌは面白そうにただそれらを見つめているだけだった。
ひゅ~~っと玉座の間をジェレミアの破った窓から流れてきた風が突っ走り、それに伴って割られたガラスが僅かな音を立ててもなお、三人とも動かない。
それほどまで、それぞれにとってそれぞれが取った行動は想定外の出来事だった。


(マリアンヌ……母さんだと? 馬鹿な、母さんはあの時死んだはずだ……だが、あの死の間際にこの男がわざわざ嘘を言うか? そもそも、何故オレンジがここにいる!)
(ど、どういうことなのだ、バトレー。ルルーシュにジェレミアの事がばれてしまうじゃないか! ただでさえ怒り狂ってるあの子を宥めるどころか逆なでするに等しいぞ!)
(マリアンヌ様がご健在なのか? ゼロが何故ここに? あのゼロが、ルルーシュ殿下? わからない、わかりません!)


が、基本的に突発的な事態の対処にルルーシュが劣ることは今まで散々記述してきたことであるし、かといって皇帝のものであった肉体的にはさておき中の人としてはありとあらゆる能力値でルルーシュに劣っているクロヴィスがそれよりも復帰が早いはずもない。
結果として再起動したのは、高級軍人として厳しく鍛えられており、経験も豊かなジェレミアが一番最初だった。



ただ、ブリタニアに対するゼロの憎悪と、それに伴う行動、そして本国におけるマリアンヌの死に対する報道やナナリーの皇族復帰から、ゼロ=日本との戦争において生贄にされたマリアンヌの遺児である可能性が僅かなりとも頭をよぎっていたジェレミアは、単なる不埒者に対してならばさておき、主君の子とでも言うべき存在に刃を向けることを心の奥底では避けたかったのやも知れない。


「マリアンヌ様!?」


再起動したとはいえ、その至高は決して皇帝に忠実な貴族としてのものではありえなかったし、私人としてゼロにこの上ない憎悪を抱いている軍人のものでもなかった。

そう、彼からはブリタニア貴族としてあろうことか、皇帝を守るよりも先に守れなかったはずの主君のことが口について出たのだ。
クロヴィスが言ったマリアンヌの名を受けてその視線を動かしたゼロを模すかのように、周りを見渡すジェレミアの視界の先に、可笑しげに三人を見守るピンク色の服を着た露出の多い少女の姿が。





と、ここで唐突だが、とある重大な事実をお伝えしなければならない。
この場に颯爽と現れたマリアンヌをこの上なく信奉し、それゆえにその子であるルルーシュやナナリーへの忠誠心をも持ち合わせている忠臣、辺境伯ジェレミア=ゴットバルトは…………実は改造人間だったのだ!


その肌は苦無をも通さず、大量の爆薬すら無効化する。
右腕部には剣が仕込まれているし、その反射神経はもはや人間としての域を飛び越えたところにすらある。
当然、それらを駆使すれば嚮団の「時よ止まれ!」な暗殺者と京都六家から送り込まれたクノイチが組んできたとしても撃退できるほどの戦闘能力を持っている。

まさに、体力的にひ弱なルルーシュに、長年の車椅子生活による筋力の衰えから未だ若干足の不自由なナナリー、そして他人の体をギアスを使って間借りしているだけ故に四六時中意識を保っていられるわけではないマリアンヌらのような、皇族としては余りに防御能力の薄いヴィ家にとって、喉から手が出るほど欲しい人材であった。


ましてやその能力は、白兵戦だけにとどまらずKMF戦においてすら発揮される。
ただでさえ騎士(ここでいう騎士とは地位ではなくパイロットとしての能力を指す)として、ラウンズ並の腕前を持っていたジェレミアであるが、嚮団の改造を受けてさらにパワーアップ! 
専用機さえあれば今すぐにでもオレンジ無双が出来るほどの操縦能力は、決してコーネリアの騎士ギルフォードやユフィの実質騎士、枢木スザクに劣らないどころか寧ろ勝っている……ちなみに、クロヴィスの騎士であるバトレーとはもはや比べること自体が間違っている。

さらにさらに、貴族としての地位も辺境伯なので皇族を除けばほとんど最高位に近いのだ。
例えばKMF開発者として名高いロイド=アスプルンド伯爵よりも上である。
ヴィ家の配下となるのであれば、これらの長所を打ち消すほどの汚点であったオレンジ事件すら消え去ることを考えれば、もはやお買い得物件どころの話ではない。


そして、何より特筆すべきなのは、彼の左目に仕込まれた能力だ!
自身にかけられそうになったものは愚か、他人にかけられたものであってもありとあらゆるギアス能力を半ば自動で無効化する……ギアス…キャンセラー……って、あっ!

その目線の先には「ギアスをつかって」幼女アーニャ=ストレイムに取り付いていたルルーシュの母でジェレミアの直接の主君であるはずのマリアンヌの姿があった。


シャコン! キィーン!


「「「「あ」」」」


事情を知らないルルーシュとジェレミアを除く余人の口から異口同音に戸惑いの声が流れたときには、すべては終わっていた。



マリアンヌ は じょれい された!


次のお話へ

Comment

マリアンヌ除霊糞ワロタwww

ナムナム。

除霊だめえええええええええええええええええ

そしてクロヴィスも除霊されるんだね!
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プロフィール

基森

Author:基森
蚕鳴や円禍と名乗ってたこともあります。

主に小説・ssなどを置いているブログです。

自前の本棚を持つのは初めてなので手探りでやっている程度のものですが、わずかばかりの暇つぶしにでもなれば幸いです。


メールは「kulukku106☆yahoo.co.jp」まで、☆を@に変えた上でお願いいたします。

そろそろ、非営利にならトップへのリンクフリーとか言ってみたり。

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